人気の漫画「進撃の巨人」(講談社)やゲーム「モンスターハンター」(カプコン)などサブカルチャーを科学的見地から考察する解説本が続々発行されている。書籍販売が低迷する中、売り上げ好調な漫画単行本やゲーム分野のファンを取り込みたい出版社側と、若い世代に専門分野への関心を持ってもらいたい科学研究者側の思惑が一致し、解説本もヒットしている。【垂水友里香】 【写真特集】実サイズはこんなに大きい…巨人模型 ◇美術解剖学で巨人の筋肉を分析 人間を捕食する巨人と、高い壁を作って巨人の侵入を防ごうとする人間との戦いを描いて単行本が4000万部を突破する大ヒットとなった「進撃の巨人」。ストーリー性や絵の迫力で人気を集めているが、物語の核をなす巨人は筋肉が露出した状態で描かれている。その巨人を題材に人体構造や美術解剖学を解説するのは、批評家の布施英利さん(54)だ。東大医学部の解剖学教室で文部教官を務めた経
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