こんにちは、りとです。 また考えさせられる小説を読んだので感想を書きます。お時間ありましたらお付き合いください! 野良ビトたちの燃え上がる肖像 作者: 木村友祐 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/11/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 物語を楽しむ、というよりは今の社会の問題をフィクションで描いた社会派モノでした。気楽には読めません、でも続きが気になって止まりませんでした! いつも通り、核心に触れないあらすじ程度のネタバレ含みますのでお気をつけください! 野良ビト=ホームレス 主人公の柳さんは、以前は建築現場で看板を書いて働いてたのですが、事故で体を壊して派遣になり、ヤケを起こしてギャンブル漬けになった挙句妻子に逃げられ、ホームレスになり河川敷で空き缶を集める暮らしをはじめてはや20年、という人です。 冒頭は、河川敷で暮らす人々の日常や交流が描かれるのです