同僚の協力もあり 2002 年にアジャイルモデリング ( AM ) 日本語リソースサイト [1] を開設し, 2003 年に AM 本 [2] を刊行して以降, 筆者にとって「 AM の適用事例を作る 」ことが大きな課題として残されていました. 幸いにも, 2003 年から社内開発でアジャイルなソフトウェア開発を適用する機会を得るとともに, 2004 年にはお客様からアジャイルなソフトウェア開発のプロジェクトのお手伝いを依頼されたり, 社内開発で AM を実践する機会を得ることができました. 読者の皆さんが AM を学ぶ際の参考となることを目指して, 今回から数回の連載で AM を実践するために筆者が勉強したり, 考えたり, 実践したことを紹介させて頂こうと考えています. とりあえず, 今回は AM の土台となるアジャイルなソフトウェア開発について説明します. 1. アジャイルなソフトウェ
アジャイル(agile) は「俊敏な」という意味。 ソフトウェア開発プロセスのうち、良いものを素早く無駄なく作ろうとするものの総称。 従来の、後戻り不可能なウォータフォール型開発と対比して使われることがある。 特に、「アジャイル・マニフェスト」http://www.agilemanifesto.org/ に合意しているものや、「アジャイル・アライアンス」 http://www.agilealliance.org/ に参加しているものを指す。 「アジャイル・マニフェスト」の概要は、以下の通り。 アジャイル開発の価値 プロセスやツールより人と人同士の相互作用を重視する。 包括的なドキュメントより動作するソフトウェアを重視する。 契約上の交渉よりも顧客との協調を重視する。 計画に従うことよりも変化に対応することを重視する。 アジャイル開発の原則 http://www.metabolics.co.
(株) 永和システムマネジメント 平鍋 健児 Kenji HIRANABE 作成日:第4版 2001,8/10 第3版 2001,1/16 第2版 2000,10/21 初版 2000,10/10 エクストリームプログラミングは,Smalltalker として有名な Kent Beckらによって 提唱されているソフトウェア開発プロセス(開発工程)である. 正式にはエクストリームプログラミング(eXtreme Programming), 略してエックスピー(XP)と呼ばれる.この記事でも,以下 XP と呼ぶことにする. Kent Beck は,'99年に "Extream Programming Explained - Embrace Change" という書籍を著した.これは "EC 本" とも呼ばれ,XP のバイブルともなる. この記事では,この "EC本" を基礎に XP のエッセ
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