中国の温家宝首相が、インドのIT産業の中心地であるバンガロールを訪問した。ビジネスチャンス拡大をにらみ、両国のIT産業は接近しつつある。 インドのソフトウェア技術と中国のハードウェア技術を組み合わせれば、両国はIT分野で世界の指導的地位に立つことができる――中国の温家宝首相は4月10日、インドのバンガロールでこう語った。 「それはIT産業におけるアジアの世紀が始まることを意味する」と温首相は語った。 4日間の日程でインドを公式訪問している温首相は4月9日、最初の訪問地としてインドのIT産業の中心地であるバンガロールを訪れ、同国のソフトウェア/サービスアウトソーシング企業、Tata Consultancy Services(TCS)の施設、ならびに中国深川を本社とするネットワーキング機器ベンダー、Huawei Technologiesのインド研究開発(R&D)センターを見学した。 隣国同士の