大阪府警高槻署は23日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、京都大学経済学部4年の吉岡風志(かざし)容疑者(28)を逮捕したと発表した。高槻署によると、10月3日に現行犯逮捕した際には「健康のために覚醒剤の粉を持っていた」と容疑を認めていたが、今は「覚醒剤とは認識していなかった」と否認している。 逮捕容疑は、10月3日午後2時10分ごろ、大阪市西成区内で、覚醒剤0・01グラムの入ったポリ袋1袋を所持していたとしている。 高槻署によると、吉岡容疑者は、乾燥大麻0・865グラムもポリ袋に入れて持っていた。自宅から未使用の注射器1本を発見、押収したが、尿検査では薬物反応はなかったという。 高槻署によると、吉岡容疑者は14年4月に京都大学に入学。4年間休学し、その間ドイツに半年間留学するなどしていたが、現在は復学している。吉岡容疑者は「大学の教授になりたいので、早く釈放してほしい」と話しているという