チェック甘く不正常態化 柏崎原発手抜き溶接 意図的に工程省く｜新潟日報モア東京電力は２４日、新潟県柏崎刈羽原発７号機の消火配管で、７０カ所以上の手抜き溶接があったことを明らかにした。現場の溶接士が、チェック態勢の甘さから、定められた工程の一部を怠っていた。意図的に工程を省く悪質なもので、配管の耐食性低下などを招く。東電は、社として溶接に対する知識が浅かったことを認めた。 東電によると、手抜き溶接が見つかった配管は、火災時に原子炉の安全停止に必要となる設備の消火に使われる。ステンレス製配管の溶接では、つなぎ目の強度を確保するため、酸化を防ぐ「不活性ガス」で配管内を満たす必要があったが、この工程が省かれていた。 手抜きを行った溶接士らへの聞き取り調査によると、主な動機は「早期に作業を終わらせるため」だった。ガスボンベの搬入には手間が掛かり、配管内にガスを満たすために半日以上を費やす箇所があったとの証言もあった。 なぜ手抜きを見抜けなかったのか。この溶接では、ガス使用
自民党が異例の注意喚起｜政治・行政｜新潟県内のニュース｜新潟日報モア
