「シュヴァルツェスマーケン」を読んでいるのだが、主人公テオドールの言動にだいぶイライラしている。 何かに似ているなと思ったら、「破妖の剣」にそっくりだ。 「シュヴァルツェスマーケン」の主人公テオドールの周囲で起こった現象と、「破妖の剣」の主人公ラスの周囲で起こった現象は同じものだと思った。 ・主人公が行き当たりばったりのその場しのぎの言動をするので、言っていることがコロコロ変わる。 ・その理由を本人は「誰も傷つけたくない」とか「誰も失いたくない」「みんな守る」とか綺麗で抽象的な言葉でまとめる。 ・その行動は、「ただ単に何も考えずその場しのぎの判断」「優柔不断で誰にでもいい顔がしたいだけ」にしか見えないのだが、何故か主人公の周りの人間は「テオドールは優しいから」「ラスは優しいから」(←驚くくらいそっくりだ)と解釈する。 ・利害が対立する人間すべてを守りきることなどできないので、当然のごとく周