ケリュグマ(κήρυγμα)とは、新約聖書に8回出てくる語。告知者が告知する行為もしくは内容を表している[1]。 カール・バルトらの新正統主義において、ケリュグマと宣教が同一視される。また、ケリュグマは新約だけでなく、旧約にも証言としてあるとされている。松木治三郎は、伝道は宣教の一つではないとしている[2]。 ルドルフ・ブルトマンは聖書を非神話化し、ケリュグマこそが聖書の中心であるとした。 脚注[編集] ^ 山口昇『ケリュグマ(使信)』「新キリスト教辞典」いのちのことば社、1991年 ^ NCC大辞典「宣教」 参考文献[編集] 『キリスト教大辞典』日本キリスト教協議会(NCC) 『現代神学小史』C.F.ヴィスロフ いのちのことば社