ブックマーク / pinder.hatenablog.com (14)

  • 『75歳、交通誘導員 まだまだ引退できません』(柏 耕一 著  河出書房新社 刊)読了 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    7月の欄に書いた『交通誘導員ヨレヨレ日記』の続編。書にも記載があるが、前著が7万部を超えるスマッシュヒットを記録したので、新聞の連載コラムをもとにした書を別の出版社から出すことになったらしい。僕の友人にも出版業界40年以上という人物(Tさん)がいるので、彼に書のことを訊いてみた。まず、7万部と言う数字について。この業界ではよく数字を「盛る」が、経緯を見たところ、この7万、と言う数字は結構信頼できそう、と言うことだった。簡単に印税を計算すると、約1000万円。Tさんも驚いていたが、それでも交通誘導の仕事を続けているのは、著者の言う通り「諸事情」があるのだろう。 書の構成は以下の通り。 高齢者が約半数を占める業界でーはじめに 1章 後期高齢者でも働きます 2章 今日の現場も気が抜けない 3章 この驚くべき人間見市 4章 コロナ禍の交通誘導員 あとがき 「はじめに」の記述にまず驚かさ

    『75歳、交通誘導員 まだまだ引退できません』(柏 耕一 著  河出書房新社 刊)読了 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~
    fire-money
    fire-money 2022/11/04
    このシリーズわりと面白いですね。
  • 『老人支配国家 日本の危機』(エマニュエル・トッド 著  文春新書)読了 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    書は書下ろしではなく、一部を除いて、2016~2021年の間に「文藝春秋」などに載った記事をテーマ別にまとめたものだ。各テーマは以下の通り。 Ⅰ 老人支配と日の危機 Ⅱ アングロサクソンのダイナミクス Ⅲ 「ドイツ帝国」と化したEU Ⅳ 「家族」という日の病(磯田道史、郷和人との対談) そして、冒頭の「日の読者へ」を読めば、上記各項目ごとの内容を概括できるようになっている。この構成は読みやすい。 上記のように4部構成をとり、書名もタイトル欄に掲げた通りなのだが、書に通底するのは、米国(或いは、米英加に豪州とニュージーランドを含めた英語圏諸国)に対する信頼と、中国脅威論に対する疑問、の二つである。特に後者については「日中国がこれから世界の中心になるという幻想に惑わされてはなりません(P121)」。「そもそも「全体主義体制」の国が最終的に世界の覇権を握ることはあり得ない(P15

    『老人支配国家 日本の危機』(エマニュエル・トッド 著  文春新書)読了 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~
  • 『サメ映画大全』(知的風ハット 著 左右社 刊)読了 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    読了と言っても、全部読んだわけではない。こう言う小説などとは異なり、最初から順に読んでいくようなものでもないしな。 良くできただ。表紙の人いザメのアップ画もインパクト充分だ。帯には「時には便器の中からヤツは襲い掛かる‼」とあるが、このキャッチを読んで、バカらしいと思うか面白そうだ、と思うかによって、その人の人となりがわかるな。 便器の中からサメが襲い掛かるなんて、想像しただけで楽しいじゃないか。でも、ケツわれたら痛そうだな。 とびらを見ると書名が印刷されているが、サメ肌調の紙質がまた良い。更に、を閉じた状態で、背表紙とは逆の方から見ると、何か、ムラと言うか、シミのようなものが見える。この状態でを少しひねると、、、これはお楽しみ、だな。目次の最後にある「注意」も遊んでいる。 サメ映画の紹介・評論である以上、ベースとなるのは、どんな映画をサメ映画と言うのか、その定義だろう。これ

    『サメ映画大全』(知的風ハット 著 左右社 刊)読了 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~
  • 『M.I.Q.』(原作 マスヤマコム 漫画 浅井信悟 全3巻 講談社 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    面白かった。マンガコミックス全3巻。すぐ読めたが、実は書も僕の部屋に積読されていたものだ。架空の高校を舞台に、生徒に株式トレーディングと起業について考え、実行させる内容だ。今で言うと、ドワンゴのやっているN高とかの感じに近いかも知れない。作は2004年頃に週刊少年マガジンに連載されていた、とある。 日経平均はその前年、2003年の春に、7603円で、バブル崩壊後13年続いた下げ相場の当面の底を付けた。りそなの実質国有化の前後だったと思う。僕も当時の講義で、ここが底だろう、と言う話をしたが、その後株価はリーマンショックによって7000円を割れることになる。ま、それは後の話だが、作は連載後にコミックス化され、書の第3巻は2005年3月発行だ。この直後辺りから、2006年1月のライブドアショックの直前までは、まさに日のデイトレードの最初の隆盛期、と言って良いんじゃないかな。特に2005

    『M.I.Q.』(原作 マスヤマコム 漫画 浅井信悟 全3巻 講談社 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~
  • 『不謹慎な旅』(4) - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    Ⅴ 生命と悲しみの記憶 ササニシキはなぜ消えた<1993年の米騒動>(P216~221) 作況指数74、東北地方の太平洋側は、軒並み20~30の数字が並んだ、とある。冷夏、日照不足、豪雨などで戦後最悪とされた大凶作の年だ。覚えている人も多いだろう。 スーパーなどの米のコーナーでも、コシヒカリはよく目にするが、ササニシキは、見なくなったな、と思っていた。読んでみると、このときの大凶作が原因のようだ。天候に左右され、デリケートなササニシキがより強くこの影響を受けたのか。 もう一つ、翻弄されたコメが、タイ米(インディカ米)だ。感が馴染めない、マズいという悪評が立ち、売れ残った大量のタイ米を不法投棄したり、産廃処理したり。タイでは日に対する激しい反発が起きたという。当時のタイは、世界最大の精米輸出国だ。タイの当局者は「日が継続して買ってくれれば、我々もジャポニカ米を作る」と言っていたのを今で

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  • 『不謹慎な旅』(3) - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    Ⅳ 差別・抑圧の記憶 私は登ってみたい<大峰山「女人結界門」>(P166~171) 女性と言うだけで10キロ四方立入禁止。「女人禁制」は信仰に根差した”伝統”なのか、忌避すべき女性”差別”の現場なのか? 欄を読んでいる人なら、僕の宗教についてのスタンスはお分かりだろう。基的に、信じない。無神論者だ。領収書を発生させずに貴重な金を動かす一部の宗教屋は憎悪の対象だ。しかし、全く興味がないわけではない。例えば、雑誌『ムー』にはよく「神」「宇宙神」とかの話が出てくる。また、映画『エクソシスト』で、最後近くになって、リーガンが神父のローマンカラーを見つめるカットがあるが、こう言う所には神的なものを感じてしまう。つまり、娯楽として、もしくは知的欲求としての神的なものを全く否定するつもりは無いのだ。 大峰山がなぜ女人禁制になったのかについては、伝説によると「修行する役小角(えんのおづね。山を開いた

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  • 『不謹慎な旅』(2) - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    Ⅱ 略 Ⅲ 戦争の記憶 「過ち」の主語を探して<原爆死没者慰霊碑とニ号研究>(P110~115) ここでは「安らかに眠ってください/過ちは/繰返しませぬから」という有名な碑文の主語は誰か、について語られる。ま、確かに碑文を読んだだけでは、主語が誰なのかはっきりしない。普通に読めば「過ち」を犯したのは我々日人であるように読める。そのため、慰霊碑の一部が破壊されたこともあったという。ちなみに、広島市の公式見解は「主語は人類全体を指す」ということだ。 確かに、主語を日人として読めば、碑文は日にあるわけだし、すんなり読める。だが、原爆を広島に落としたのは、もちろん日人ではない。パールハーバーと言う遠因を作ったとしても。しかし、市の公式見解を安易に選択するのは、面白みに欠ける。不謹慎かもしれないが、当たり前すぎるのだ。これでは誰の記憶にも残らない。文では「ひとりひとり(中略)それぞれの自分

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  • 『ライナー・ノーツって、なんだ⁉』(かまち潤 著 アルファベータブックス 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    先日、図書館を探しに行って、検索するともなしにしていたら、たまたま書が目に留まった。「ライナー・ノーツについて書いたか。珍しいな」著者は、かまち潤とある。この人のなら外れはないだろう、と思い、借りることにした。 ライナー・ノーツは主に洋楽アルバムの中に入っている、アーティストや楽曲に対する解説書のこと。日人アーティストの作品にはほとんど付かない(P12)。理由は情報の入手のしやすさに起因する、と著者は言う。ネット時代にはなったが、やはり海外よりも自国のアーティストの方が、情報の入手は比較にならないほど簡単だろう。 と言うことは、英米のファンにとってみれば、英米のアーティストはまさに自国のアーティストであり、彼らのアルバム作品には、日で見られるような詳細なライナーは付かない(P30)。あるのはアルバム・ノーツ(レコードジャケットの裏面に、アーティストの説明や楽曲解説、録音データ

    『ライナー・ノーツって、なんだ⁉』(かまち潤 著 アルファベータブックス 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~
  • 『交通誘導員ヨレヨレ日記』読了。(その2) - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    社労士・トレーダーとしての僕の経歴は、欄にずっと書いてきた。東京の生活が主になった今でも、時々セミナー講師の依頼が来る。先日も、社会保険事務手続きの訓練講師の依頼を受けたが、お断りして後輩講師を紹介した。ただ、この分野の仕事を完全にやめたわけではない。労働・社会保険の分野は、毎年のように大きな法改正がどこかの分野で行われる。これらを漏らさず継続的に追っていくのは容易ではない。でも、容易ではないところにはニーズがあるものだ。この仕事はこれからも続けていきたい。 僕が考えたのは、定期的な収入だ。金額はあまり気にしない。しかも先物トレーディングを優先するので、平日は避けたい。朝はアタマがまわらないので、勤務は午後以降にしたい。そして、少なくとも雇用保険には入りたい(ギリギリの条件では入れれば、それでよし)。自分で言うのも何だが、注文の多いヤツ。嫌うだろうな、雇う側は、こう言う人間を。しかも社労

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  • ジョエル・ホイットバーン死去(享年82) - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    死因は公表されていないが、6/14に亡くなったようだ。 ホイットバーンは米国のチャート研究家。チャートと言っても、株や先物のテクニカルチャートのことではない。音楽のヒットチャートの方だ。このブログにも時々、ロックを中心とした音楽ネタを書くが、その時に併せて、曲のチャートアクションを書いているのを読んだ人もいると思う。その元ネタは大体この人の資料だ。より正確には、かまち潤氏の訳で音楽之友社から『ビルボード・トップ10ヒッツ』の書名で全3巻のシリーズものとして出ていた。でも、最近は書店の音楽書コーナーに行ってもどこにもないので、絶版になっているかも知れない。 僕はこのシリーズの2巻まで持っている。僕の洋楽歴は1970年代を中心として、その前後5年くらい。つまり、1960年代中ごろからの約20年、と言うことになる。でも、このうち、後半の10年ほどは、以前にも書いたように、プログレを中心としたロッ

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  • 『次はこうなる』(市岡繁男 著 ICI.出版 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    副題に「グラフで読み解く相場の過去、現在、未来」とあるように、1500年代のイタリア・ジェノバの金利推移から現在まで、金利、為替、株、商品など、様々なデータをグラフ化したり、チャート化したりして、章ごとに設定されたテーマに則り紹介している。書自体は160ページ程度で、分厚いわけではないが、読みごたえと言う点ではたっぷり。読後に満腹感を味わえることは間違いない。 人間、満腹になればたいていは眠くなる。しかし、書の内容はそれを許さない。その意味では読者を選ぶ、とは言えるだろう。多数のチャートやグラフと文を照合しながら読む必要があるので時間はかかったが、個人的には得るところが多いだった。 を読むときは、まず、著者はどんな人か、肩書や経歴紹介からあたることも多い。現在の著者の肩書は「相場研究家」。金融機関のストラテジストやチーフ・アナリストといったサラリーマンではなく、現在は一匹狼であ

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  • 久しぶりに投機の話。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    継続的に投機は行っている。欄には書かなくなってしまったが、依然として「デイトレード」など、投資・投機関連のグループには入ったままなので、これからも、時々は書いて行こうと思う。 今月に入ってからは、大阪金先限6/1の10時台の上昇に乗って+4円。ただ、この時はまだ、価格は7600円の手前だった。値が動いたのは6/1の21時以降。しかしこの時は仕事で外出していて、トレードできなかった。23時半過ぎに帰宅してもまだ上昇は続いているように見えた。そこで買い参入し、零時をまたいで+4円獲得。この時は仕事の疲労もあり、トレードは1回きり。朝起きてチャートを確認したところ、その後も上昇を続け、7700円台に乗せていた。長くゴールドの現物と先物をやっているが、いつもながら動き出すと速い。 ところで、執筆や質問対応のほか、上記のように週に何回か働いて、定収入を得ている。現在の収入は、就労収入・年金収入・投

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  • 『1970年代のプログレ~5大バンドの素晴らしき世界~』(馬庭教二 著 ワニブックス 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    1959年生まれで、中学2年から、イエスの『危機』がきっかけでプログレを聴き続けてきた著者の、プログレ遍歴をまとめた。僕も1958年生まれで、ほぼ同年代。中2の時に初めてプログレを知った、と言うのも同じだ。ただし、僕の場合はイエスではなく、ムーディ・ブルースの『セヴンス・ソジャーン』。 書には、著者が1973年4月に初めて『危機』を聴いた時のことが、昨日のことのように書かれている(P40)。僕が『セヴンス・ソジャーン』を初めて聴いたのは1972年の11月頃なので、ほぼ同時期だ。しかし、異なるのはプログレに接するきっかけかな。著者はNと言う友人(より正確にはNの兄)を介して聴かせてもらったのに対し、僕はひょんなことから一人でこの世界に入ることになった。当時僕はキャロル・キングのファンで、この時期には彼女の第4作目『喜びは悲しみの後に』が発表された直後だった。このアルバムは当に素晴らしく

    『1970年代のプログレ~5大バンドの素晴らしき世界~』(馬庭教二 著 ワニブックス 刊)読了。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~
  • フィリップ証券の商品CFDを試す。 - Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

    同証券はシンガポールに拠を置く証券会社で、日でも特徴的なサービスを提供している。 今回は、ニックさんのTurn Trading社と提携し、同証券に口座開設しているトレーダーの行うトレードについて、同社がコーチングしてくれる、というサービスを開始したらしい。 「なくて七癖」というが、トレーダーは自分の気付かない癖(と言うか、特性)を持っているものだ。曜日や時間帯によっても、トレード成績は異なるはずだが、自分でそれを見極めるのは難しい。そこで、信頼できる機関や個人にコーチングしてもらう価値が出てくる。ひょっとしたら、自分の気付かない弱点があぶり出されるかも知れない。 このサービスは、MT(メタトレーダー)5の機能を使用して行うようだ。同証券でMT5を使用してトレードするのは、FXとCFD。そこで取り敢えず、デモ口座を開設し、商品CFDを試してみることにした。 MT5は、ロシアのメタクォーツ

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