今回はフレームワークの役割と構築について前回までで紹介しきれなかった部分を解説した上で、フレームワーク全体がどう動作しているかを説明します。 「簡単に使い方を覚えられる」という条件を満たすために、データオブジェクトを使って素早く動作するようにカスタマイズしたデータアクセス層を採用しました。他のオプションも検討しましたが、広告会社の開発環境で使うには複雑過ぎるという結論に達しました。 データオブジェクトがどのようなふうに動作するのか詳しく見ていく余裕はありませんが、フレームワークで使用しているデータオブジェクトのスーパークラスをお見せします。 データベースの全テーブルには、フレームワークのデータオブジェクトスーパークラスを継承した各データオブジェクトクラスが対応します。リスト8と9を見てください。指定したデータベースのデータオブジェクトをすべて生成するスクリプトもあります。これで時間を大幅に