工事が進む夢洲の万博会場予定地(甘利慈撮影)2025年大阪・関西万博のペット同伴ルールの概要が23日、分かった。来場可能なペットはイヌに限定し、場内の移動にはペット用バギーを使うなど逃走防止の措置を求めて、一部パビリオンの訪問も可能とする。ペット同伴での来場を認めるのは万博で初めて。今回のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿い、共生社会の実験場とする。 日本国際博覧会協会は、万博を「人とペットが共生する社会をデザインする機会」と位置付ける。ペット同伴のあり方を検討するため、協会は獣医師会や学識経験者らによる委員会を設置。動物にとって快適な飼育環境を重視する「動物の福祉」の順守や、ペットを伴わない来場者の迷惑にならない態勢について検討を進めてきた。 来場可能なペットは、動物の肉体・心理的な負担、受け入れ態勢などを考慮してイヌを基本とする。来場時期は限定し、気温や湿度が高い季節や会場の混