祈る人は村にひとりしかいませんでした。 祈らない人々はいつも何かにおびえていましたが、祈る人はひたすら祈っていて、おびえることをしらないようでした。 人々は祈り方を教わることにしました。 やがて、祈る人だらけになり、何かわからないものにおびえる生活はなくなりました。 街に出て働く人は村にひとりしかいませんでした。 働かない人々はいつも空腹でしかたありませんでしたが、働く人はひたすら働いていて、食うのには困らないようでした。 人々は働き方を教わることにしました。 やがて、働かない人はいなくなり、空腹でしかたのない生活はなくなりました。 やがて村は街になり、学校ができるなど豊かな生活を送れるようになりました。 すると村の子供たちがスポーツをするようになりました。 スポーツをしたことのない人々は体が弱くて、スポーツをする子供たちは元気で風邪もひきづらくなったのでした。 人々はスポーツをすることに