社内でヘイト文書、二審も賠償命令 フジ住宅の従業員勝訴―大阪高裁 2021年11月18日19時16分 フジ住宅の民族差別的な文書配布をめぐる訴訟の控訴審判決で、「勝訴」などと書かれた垂れ幕を掲げる弁護士=18日午後、大阪市北区 東証1部上場の不動産会社「フジ住宅」(大阪府岸和田市)で働く在日韓国人の50代女性が、民族差別的な文書を社内で配布され精神的苦痛を受けたとして、同社と同社会長に3300万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が18日、大阪高裁であった。清水響裁判長は同社側に110万円の支払いを命じた一審大阪地裁堺支部判決を変更し、賠償額を132万円に増額した。 人種差別で高額慰謝料 130万円賠償命令―匿名ブログでコリアン中傷・東京高裁 文書の内容はヘイトスピーチ(憎悪表現)に当たると認定。配布の差し止めも命じた。同社側は上告する方針。 清水裁判長は「(会社には)人種間の分断が強