国際環境NGOの「コンサベーション・インターナショナル」が発表した「海の健全度指数(※)」によると、日本の海の健全度は世界で11位なのだとか。「海の健全度指数」は171の国・地域の海の状態について総合的な評価を行うものだ。 ※「海洋健全度指数(Ocean Health Index/OHI)」とも呼ばれる。 食料供給・零細漁業の可能性・海洋生産物・炭素貯蔵量・海岸保護・生計手段および経済・観光およびリクリエーション・場所のイメージ・きれいな水・生物多様性の10項目について、100点を満点として採点を行う。点数が低くなるほど海洋資源を持続可能な形で活用していないという評価になる。 世界の人口が増加し、海への依存度が高まっている。その一方で、海洋環境は悪化を続けているのが現状である。「海の健全度指数」の発表は、そのような状況を改善する政策を策定する際の指針として役立ててもらうための初の試みだ。