【ラマラ(ヨルダン川西岸)時事】パレスチナの国連加盟申請に反対を表明した21日の国連総会でのオバマ米大統領演説に対し、パレスチナでは「イスラエル寄り過ぎる」との失望が広がっている。 ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラ中心部では22日、オバマ演説に反発するデモが行われた。参加したIT技術者のナフィ・ヤギさん(39)は「米国は、パレスチナ国家を実現するとの約束を果たさず、いつもイスラエルの政策への言い訳を与えるだけだ」と憤った。 訪米中のパレスチナ解放機構(PLO)幹部のアシュラウィ氏はイスラエル紙ハーレツに、「(演説には)パレスチナ人に対する共感の言葉が一言もなく、イスラエルの問題だけを語った」と非難した。 【関連記事】 【特集】ウィキリークス〜流出した「都合の悪い」話〜 【特集】赤い星の戦闘機 ミグ&スホーイ〜北朝鮮で現役のMIG23も〜 【特集】懐かしの軍用機〜ファント