【ロンドン時事】英国各地で拡大した暴動について討議するため11日、夏季休会中の議会が招集された。キャメロン首相は冒頭、声明を発表し、今回の暴動について「何の政治性もなく、犯罪だ」と強く非難。今後、治安維持のため軍投入を検討する考えを示した。同首相が暴動で軍の支援を求める意向を表明したのは初めて。 同首相は、警察当局は最後の手段としてしか「軍投入を求めていない」としながらも、「あらゆる緊急対応策を検討するのが政府の責任だ」と強調。その上で「現場の警官隊を支援するため軍が担う役割があるかどうかを検討する」と語った。