結論から VRChatの最大の構造問題は 「人間関係がコンテンツになりやすいのに、それを安定させる共通のゲーム構造がほぼ存在しておらず、摩擦の逃げ道もないこと」である。 VRChatは空間、アバター、ボイスチャットといった基本的な要素は提供しているが、「そこで何をするゲームなのか」という大枠の共通目的や活動をほとんど規定していない。 (当然これは長所でもあるのだが)プレイヤーはそれぞれの文化やコミュニティの性質に応じて独自の遊び方を作り出すことになる。 海外コミュニティでは、その場その場の交流を楽しむ「広く浅い関係」が比較的主流になりやすい一方、日本コミュニティでは「誰と遊ぶか」を重視する傾向が強く、仲の良いメンバー同士で集まる「狭く深い関係」が中心になりやすい。 そしてVRChatのシステムは、どちらかといえば流動的な交流を前提とした設計になっている。 PublicやFriend+といっ

