オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート(オートクレーブようじょうしたけいりょうきほうコンクリート、autoclaved lightweight aerated concrete、略称ALC)は、高温高圧多湿養生を意味するオートクレーブ処理で製造管理された軽量気泡コンクリートである。 建築現場で作られる軽量気泡コンクリートとは異なり、主に設備の整った工場で製造される。ALCパネル (autoclaved lightweight aerated concrete panels) として、主に5階建て程度までの中低層建築物の外壁や床板、超高層マンションの廊下・バルコニー側の外壁、鉄骨造の倉庫や工場の外壁で用いられることが多い。 無機質材料を原料にしていることから法定不燃材料として認定され、加えてパネル内部に気泡を有し、コンクリートに比べて約1/4程度の重量であることから、他の建築材料と併用し