というわけで昨日行って参りました立川(ちょっと遠かったな)。 メンバーは京都から(!)の法月綸太郎先生に大森望さん、柳下毅一郎さん。曖昧な記憶を頼りに印象に残った話を以下に。ミステリ方面のアプローチとして特に法月先生の話が興味深かった。 まず以前よりスラデックの特異性に注目されていた法月先生の話。 ・『見えないグリーン』刊行当時、映画などでは本格ミステリ再興の動きがあったものの(クリスティ原作映画や‘名探偵登場’)、現代作家で本格ミステリを描く人は少なかった。そのため大変驚きを持って迎えられていた。(比較としてデアンドリアの名があげられていたけど、よく知らない) ・その刊行時「すごく知的なSF作家が余技とは思えない本格的なミステリを書いた」といった感じで受け取られていた。ミステリ界での評判は良かったと思う。 ・現代作家の書く本格ミステリには(根本的に昔の物を現代に蘇らせている性質があるため