菊地夏野●著 四六判 352ページ 上製 定価3,000円+税 2010年04月 発行 在庫あり ISBN978-4-7872-3313-4 ▼紹介 占領期沖縄の売買春と日本軍「慰安婦」問題を相互に関連する対象として売買春と女性の主体性について精緻に分析し、植民地主義とジェンダー・セクシュアリティの関係性を浮かび上がらせる。沈黙と分断を超えるためのポストコロニアル・フェミニズム研究。 ▼目次 序章 1 本書の問題意識 2 本書の視点 3 本書の構成 第1部 売買春・戦争とフェミニズム 第1章 売買春をめぐる「自由意志対強制」の神話――一九九〇年代社会学の論争から 1 一九九〇年代以前の売買春の善悪二元論 2 「自由意志対強制」の言説 3 繰り返される「自由意志対強制」――日本軍「慰安婦」問題をめぐって 4 分断される「女性」 第2章 戦争と女性――ポストコロニアル・フェミニ