●田中 純さんエッセイ 眼に見える姿ばかりが都市なのではない。それぞれの都市にはそれぞれの闇があり、音があり、匂いがあり、肌触りがある。だからこそ、愛する都市があり、憎む都市がある。その両方が合い混じった都市もある。都市の名だってそうだ。学生時代に東西ドイツを走り回って旅行ガイドブックを書く仕事をした頃、壁で分断された街の名「Berlin」を「ベルリーン」と小声で呟く時、その響きは恋人の名のように思えた。 そんな響きの感触を語りたい。見知らぬ街の路地に迷い込んで彷徨った時の、奇妙な陶酔で痺れたような感覚をもう一度味わいたい。「いつか訪れたことがあった」という既視感で懐かしくなる場所の不思議を知りたい。何の変哲もない街角なのに、いつも何かが起こりそうな不穏な気配の由来を探りたい。――そんな風に五感と身体まるごとで感じ取られた都市について論じる方法があっていいはずだ。「都市の表象文化論」とはそ
『政治の美学』のために 2009 写真と映像による紹介 基本情報+目次 写真 オリジナル高画質映像 参考:「思想の映像化について」 内容紹介映像(Youtube)音声付 著者によるレクチャー(2009.1.8)1時間20分のMP3音声ファイル,55.2MB ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク氏のサイトから その1・ その2・その3 書 評 『週刊読書人』書評(山口裕之氏) 『朝日新聞』書評(苅部直氏) 「REPRE」書評(松浦寿輝氏) 『図書新聞』書評(永野宏志氏) 『出版ニュース』書評(高橋順一氏) ブックガイド 『都市の詩学』から『政治の美学』へ──「独学」のための40冊の星座+1冊 田中純が興奮した20冊と1枚(番外1冊)──『政治の美学』のために
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