東アジアの死生学へIV-1-2-一ノ瀬正樹.indd第一部 研究発表 38 一 ． 東 日 本 大 震 災 と 原 発 事 故 二 〇 一 一 年 三 月 十 一 日 、 午 後 二 時 四 十 六 分 。 こ れ は 日 本 の 歴 史 に 長 く 刻 ま れ る 瞬 間 で す 。 ご 承 知 の よ う に 地 震 が 起 き て 、 そ し て そ の 後 、 津 波 が 襲 い ま し た 。 津 波 と い う の は 日 本 語 で す が 、〝 Tsunami 〟 と い う 発 音 自 体 は 万 国 共 通 に な っ て い て 、 日 本 由 来 の も の が こ れ ほ ど 一 度 に ま さ し く 日 本 を 襲 っ た と い う の は 、 非 常 に 印 象 に 残 る こ と で あ り ま す 。 死 者 、 行 方 不 明 者 、 合 わ せ て 二 万 人 に 迫 る と い う こ と で
