パリ同時多発テロをたたえる投稿や穏健派とされるイスラム教指導者への殺害予告をツイッター上で繰り返していたとして、18歳の男子高校生に対して、仏北西部カーンの裁判所は懲役3年の判決を言い渡した。テロの称賛や殺害予告が罪にあたるという。地元メディアが10日報じた。 AFP通信などによると、男子生徒は5月から11月13日の同時多発テロの直後にかけ、ツイッター上で、過激派組織「イスラム国」への支持を表明。投稿で、130人が死亡したテロの襲撃現場コンサートホール「ルバタクラン」に触れ、「最も美しい思い出だ」と述べたり、テロに反対を表明しているイスラム教指導者に殺害予告をしたりしていたという。 裁判で、生徒側は「精神が錯乱していた」として、投稿は本心ではないと主張。検察側は「錯乱にしては、ずいぶん長い期間だ」としていた。判決は検察の求刑通りだったという。(パリ=高久潤)
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