ブックマーク / news.mynavi.jp (3)

  • 生理研、光照射のオン/オフで神経細胞シナプスの機能を操作することに成功

    生理学研究所(生理研)は3月17日、光を照射することで神経細胞同士の結合部位である「シナプス」の活動を操作することが可能な、「光応答性シグナル分子阻害ペプチド」を開発したと発表した。 同成果は、生理研の村越秀治 准教授らのグループ、ならびにマックスプランクフロリダ研究所の安田涼平 所長らのグループによるもの。詳細は米国科学誌「Neuron」(電子版)に掲載された。 近年の研究から、シナプスの大きさやシナプス内部の分子の状態が変化することにより、グルタミン酸をはじめとしたさまざまな神経伝達物質への反応を変化させることが分かってきたほか、こうしたシナプスの変化が、記憶や学習とも関係があることも報告されるようになってきたが、その詳しい分子メカニズムについては、まだ良く分かっていないという。 そこで研究グループは今回、神経細胞の中に存在するすべてのタンパク量の中で数%を占める「CaMKII」と呼ば

    生理研、光照射のオン/オフで神経細胞シナプスの機能を操作することに成功
  • なぜ合奏の演奏テンポは無意識のうちに速くなってしまうのか? - 東大が解明

    東京大学(東大)は、音楽を演奏する際、演奏のテンポがしばしば意図をしていないにも関わらず速くなってしまう、いわゆる演奏/テンポが「走る」と呼ばれる現象について、一定リズムを保つタッピング課題を2人組で行う場合、2人の間で起こる時間的に非対称なタイミング調節により起こり得ることを明らかにしたと発表した。 同成果は、同大大学院総合文化研究科の岡野真裕氏(博士課程3年)、同 進矢正宏 助教、同大 大学院情報学環/総合文化研究科の工藤和俊 准教授らによるもの。詳細は「Scientific Reports」に掲載された。 これまで、テンポの高速化については演奏現場では、演奏者の緊張や高揚といった生理・心理的な要因によって起こると考えられていた。今回の実験では、メトロノームと同期させたリズミカルな指タッピングから始め、メトロノームが停止した後も同じテンポでタッピングを継続する「同期-継続課題」と呼ばれ

    なぜ合奏の演奏テンポは無意識のうちに速くなってしまうのか? - 東大が解明
  • ハッカ油とカルバゾクロムが歯周組織再生に貢献 - ロート製薬

    同社が近年では再生医療分野への進出、幹細胞の皮膚研究への応用など、長年継続している皮膚研究の幅を広げる中で、歯を支える「歯根膜」という歯周組織がコラーゲンを主体とし幹細胞も存在するという点で皮膚と類似の組織であることに着目し、研究範囲を歯科領域へと拡張していたことが同成果の背景にはあるという。 歯根膜は、歯と歯槽骨の間に存在する線維性結合組織。約60%がコラーゲン線維でできており、コラーゲン線維束が歯と歯槽骨を強く連結することで、歯はぐらつかず機能を保つことができる。歯根膜などの歯周組織には皮膚と同様の自己再生力が備わっているが、歯周病が進行すると慢性的な炎症によって歯根膜の破壊が進行するため、重症の歯周炎では歯がぐらついたり、抜けたりすることがある。 今回の研究では、コラーゲンなどの歯根膜構成成分を生み出す細胞である歯根膜線維芽細胞を培養後、ハッカ油を添加し、さらに培養して細胞数を測定し

    ハッカ油とカルバゾクロムが歯周組織再生に貢献 - ロート製薬
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