離婚が増えている。あるデータによると、日本の夫婦の3組に1組は離婚しているらしい。わたしも離婚予備軍で、先の1組にいつ入ってもおかしくない。 たいていのことに対しては「聞いているフリ」や「右から左へ受け流す」態度で臨んでいるが、離婚ネタに対しては真正面から向き合っている。備えあれば憂いなしだ。週刊誌やワイドショー、新書(長細いやつ)や社会学的な立場からモノ申しているハードカバー(重いけど立ち読みです)まで、自分のこととして頭に叩き込んでいる。 今回は、夫婦が離婚に至るのは、そこまでの過程をわたしたちが具体的に想像した結果なのである、という当たり前の話です。 ロシアの天才心理学者、ヴィゴツキーはこう言っている。出典は忘れた。 コップを持っている子どもに、コップを割らせたかったらこう声をかければいい。「コップを割らないように気をつけろ」とね。 コップを割ると意識すると割る。思考が行動に出るのだ