ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (4)

  • 非正規から正社員へステップアップする知人の覚悟が悲壮すぎて絶句した。 - Everything you've ever Dreamed

    地元のスナックで前の会社で同僚だった男と再会した。彼は、ちっぽけな自尊心ゆえだろうか、派遣なのか期間工なのか、詳しいことを語ろうとしないので詳しくは知らないが、退職後は、いわゆる非正規雇用といわれる立場で働いていた。所属部署が違ったので彼の働きぶりや能力は知らない。僕が彼について知っているのは「真面目で言われたことだけはしっかりやるが愚痴っぽくて陰気」というビミョーな非公式評価くらいだ。 その彼が、この春から正社員になるという。前の会社を辞めて、6年に及ぶ時給生活を経て、ようやく訪れた50才の春。「よかったですねー」といいながら、僕は彼を正社員として採用する会社があることに感動していた。実感が伴わず、ともすると幽霊みたいに思えたアベノミクスの効果を、はじめて目の当たりにした気分だった。僕も昨夏まで8か月続いた無職期間で、再就職のつらさをこれでもかと世間から思い知らされた身分だ。40超の平凡

    非正規から正社員へステップアップする知人の覚悟が悲壮すぎて絶句した。 - Everything you've ever Dreamed
  • 20年間引きこもりしている友人に会って思わず絶句した。 - Everything you've ever Dreamed

    場違いすぎて自分がエイリアンに思えてくるような若い女性と子供のペアばかりの平日昼間のスーパーマーケットで懐かしい顔を見かけた。20年間実家に引きこもり続けているF。Fは僕と同じ歳なので現在43~4才。僕とFは小中高と同じ学校に通っていたけれど、同じ部活に所属したことはなく、数回にわたるロシアンルーレットじみたクラス替えを経ても《奇跡的に》一度も同じクラスになったことがない。誰にでもあると思うけれども、親友とは少し違う、一定の距離を置いて付き合っているような、ある種の緊張感漂う友人関係だった。唯一の共通項は子供の頃からピアノを弾いていたこと。一度だけ、どういう経緯でそんなことになったのか覚えていないのだが、高三の秋の放課後に音楽室に置いてあった埃の被ったピアノで、たまたま楽譜のあった「くるみ割り人形」を連弾したのは覚えていて、それはメタリカやガンズ&ローゼスで灰色に彩られた僕の高校生活のなか

    20年間引きこもりしている友人に会って思わず絶句した。 - Everything you've ever Dreamed
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2017/06/02
    一切改行がなくとも引き込まれる文章力。このブログを読んで自分の未来と重ねてしまい悲しくなってしまった。
  • 個人的傑作とは何か/『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観て - Everything you've ever Dreamed

    いい作品とははたして何を指しているのだろうか。映画でも小説でもゲームでも、創作物なら何でもいいのだけれど、それらに触れる際に他人の評価を気にしすぎるのは人生の損失と同義ではないかと僕は思っている。一度きりの人生なのだから、自分の目で見て、耳で聞いて素直にいいと感じたものが良きもの、つまり傑作なのであって、それが、他人から評価されようがされまいが、はたまた酷評されていようが別に構わないではないか。大勢が良いと思っているものが、それほど良いと感じられなかった経験が誰にでもあるのではないか。そんなとき「多くの人が賛美しているのだから…」と自分の感じたものより、他人の言葉を信用してしまうのは、なんだか自分を捻じ曲げているようで、寂しいものに僕には思える。もっと自分らしく生きて欲しい。人の意見に左右されない自分なりの基準を持って欲しいと老婆心で思う次第である。とはいえ、平凡なセンスと、平均的な目と耳

    個人的傑作とは何か/『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観て - Everything you've ever Dreamed
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2017/05/01
    私にとっての〝いい映画〟はレオナルドディカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」なのだがこれ以上ここに記載すると戦争になりかねないので以下略
  • めでたく空前絶後の試用期間内退職となりました。 - Everything you've ever Dreamed

    営業部門のリーダーというニンジンを目の前にぶら下げられ、研修という名目で社員堂の時給935円の洗浄パートとして働くこと苦節4週間。先輩おばはんパート、ミーシャの執拗な嫌がらせに耐えられたのは「桜が咲いたらバイバイキーン!」という明るい未来があったからだ。ミーシャはとんでもない悪党で、己の居場所を守るがために、僕が関わった期間だけでアニータ、沼ッチ、杉ちゃん、計3人のシニアを排除していた。1000に迫らんとする社員堂の洗浄ブースはまるで戦場のような慌ただしさで、時間内でさばくには信頼関係とコンビネーションが不可欠。にもかかわらずミーシャは故意に器洗浄機へ大量の器をランダムに流し込み、受け手を破たんさせ、退職へ追い込むのである。ニンジンが待っている僕は負けるわけにはいかなかった。気合で、ミーシャがランダムに流し続ける器をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、種類ごとに分別して収納し続けた

    めでたく空前絶後の試用期間内退職となりました。 - Everything you've ever Dreamed
    flying_syachiku
    flying_syachiku 2017/03/24
    今の会社辞めずに頑張ろう...そう思わされるブログです...
  • 1