あとで考えるに関するfm963のブックマーク (3)

  • 漫画の面白さの「純粋さ」ってのはどういうことか、「宇宙兄弟」を例にとって考えてみる話 - ポンコツ山田.com

    宇宙兄弟(4) (モーニング KC) 作者: 小山宙哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/22メディア: コミック購入: 9人 クリック: 29回この商品を含むブログ (80件) を見る「宇宙兄弟」がホントに尻上がりに面白くなっていきますね。一巻の時点では続刊の購入を迷っていましたが、買った甲斐があったありました。 この作品は、ストーリーライン自体は格別目新しい感じがするものではありませんよね。 かつては、弟の先に行くことが兄の責務だと思っていた人間が、いつの間にか弟に抜かれてしまい、日人で初めて月面着陸を達成するであろう弟に引け目を感じていたのが、なんやかやがあって兄自身も飛行士を目指す。 そりゃあきっと兄・南波六太は飛行士になるでしょう。このストーリーラインならきっとなる。同じ宇宙飛行士物ということなら、「ふたつのスピカ」のアスミだって予想通り選抜にただ一人残りました

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    fm963
    fm963 2009/02/03
    「「宇宙兄弟」はじっくりとした人間ドラマ。派手さはないけれど、登場人物の心の動きや思惑のぶつかりがしっかり描かれることで、なんというか、濃厚で純粋な「面白さ」がある気がするんです。密度の高い"interesting"とでも言いましょうかね。物語の中に作者が意図している主題以外の面白さ、言葉を選ばずに言えば「雑味」が少ないんです。ひたむきに「宇宙飛行士を目指す人間(プラスするところの弟に対する誇りと憧憬と劣等感をもつ兄)」のを描いているからこその純粋さです。」
  • 「バガボンド」と「極東学園天国」とスピノザと物語の読み - ポンコツ山田.com

    バガボンド(29)(モーニングKC) 作者: 井上雄彦,吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/28メディア: コミック購入: 8人 クリック: 16回この商品を含むブログ (85件) を見る極東学園天国(1) (ヤンマガKCスペシャル) 作者: 日橋ヨヲコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/12/03メディア: コミック購入: 6人 クリック: 49回この商品を含むブログ (61件) を見る昨夜久しぶりに「極東学園天国」を読み返したら、以前は感じられなかったことが感じられるようになっていました。濃い物語は、時間を措いて読み直すとまた違う味わいを見つけられますね。は変わらなくても、主体としての読み手が経験を得て変化するから、また違った読みができるというものです。今日はそれに関連する話を。 「バガボンド」と「極東学園天国」のあるエピソード 先月新刊が発売され

    「バガボンド」と「極東学園天国」とスピノザと物語の読み - ポンコツ山田.com
    fm963
    fm963 2009/02/03
    「複数の他者の経験(物語)を読み合わせ、かつ他の経験を経たことで、物語が意味することは今まで以上に理解」「他者の物語を読みとる経験と読解力を身につけておけば、擬似的にでもその経験を追体験。物語の効用」
  • 「とめはねっ!」に見る、河合克敏の物語構造の転換 - ポンコツ山田.com

    とめはねっ! 4―鈴里高校書道部 (ヤングサンデーコミックス) 作者: 河合克敏出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/11/28メディア: コミック購入: 9人 クリック: 91回この商品を含むブログ (157件) を見る四巻発売記念、及び、以前の時点では半分くらいまでしか読んでいなかった「モンキーターン」を愛蔵版で全巻読み終えたので、以前書いたものを改稿しました。 「ニッチをつく漫画家」こと河合克敏先生。最初の連載以来、柔道、競艇、書道と、世間のニーズを縫うように作品を世に送り出してきました(柔道は十分メジャーですけど)。 スポ根漫画とはいまいち言い切れないその作風はちょっと特殊なもので、努力は皆しているし汗はかいているのだけれど、作品から汗臭さはしない。不思議とキャラに感情移入をしがたく、俯瞰で見ているような気でずっと読んでいる。『ハチワンダイバー』の逆ですね。いい悪いではなく

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