JavaScriptの乱数は少し貧弱で、シード値の指定ができないなどの制限があります。普段は問題ないのですが、特定の用途では問題となる場合があります。シード値を指定可能な、再現性のある乱数を自作してみましょう。 JavaScript標準の乱数 もちろんJavaScriptにも乱数を発生させる機能はあります。Math.random()がそれにあたります。 const a = Math.random(); console.log(a); Math.random()は0.0以上1.0未満の乱数を生成します。しかしこの乱数には問題があります。シード値を指定できず、実行ごとに異なる値が生成されます。 ……「乱数」なんだからそれでいいんじゃないの?と思うかもしれません。しかしこれは特定の領域において問題となります。 例えば研究のためにJavaScriptでプログラムを組んだとします。その中で乱数を使っ
![JavaScriptで再現性のある乱数を生成する + 指定した範囲の乱数を生成する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e0a745d3a98249c203ae0d9738f81ccc88b37ea3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsbfl.net%2Fblog%2Fstatic%2Fassets%2Fogp.png)