タクシーの車体底に潜り込んでしまった子猫。救出後は一目散に走り去った=2日、那覇市役所前交差点(中田弘樹撮影) タクシーの車体の底に潜り込んだ子猫の救出劇が2日午前、那覇市役所前交差点で繰り広げられた。いつの間にか“乗車”していた“珍客”は、運転手がジャッキで車体後部を持ち上げた途端に脱出。振り返ることなく走り去った。 子猫が潜り込んだタクシーの運転手・外間智さん(59)は朝の営業開始後、鳴き声に気付いた。運転中も2時間程度、鳴き声が気になり、何度か車を止め調べたが、声の主を発見できなかった。 午前11時45分ごろ、同交差点で停車して徹底的に調べた。通行人らが心配そうに見守る中、車体のシャフト部分で「ミャーミャー」と鳴く体長20センチほどの三毛の子猫を発見。人目に触れると一目散に駆けて行った。 運転手歴2年の外間さんは「こんなことは初めて。子猫にけがもなかったようで良かった」とほっとした様