数的優位な有志連合軍が「イスラム国」(ISIS)にイラクの戦略的要衝ラマディを奪われるなど、不可解とも取れる戦況が続く中東情勢。しかし国際情勢解説者の田中宇さんの無料メルマガ『田中宇の国際ニュース解説』はこの状況について、決して不可解ではなく、米軍がわざとISISに負けているだけだと断言します。 わざとイスラム国に負ける米軍 5月17日、米軍が指導するイラク政府軍の約1万人の部隊が、イラク中部のスンニ派の都市ラマディで、自分らの10分の1しかいない1000人程度の過激派テロ組織「イスラム国」(ISIS)と戦って敗北、敗走し、ラマディはISISの手に落ちた。米国とイラクにとって、昨年6月のモスル陥落以来の大敗北だ。イラク軍は装甲車大砲など大量の兵器を置いて敗走し、それらの兵器はすべてISISのものになった。ラマディは、首都バグダッドから130kmしか離れていない。東進を続けるISISは、イラ
![わざとイスラム国に負ける米軍、そして中東はイスラエルの思惑通りとなる - まぐまぐニュース!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3551456bb4e5cf868ac59af2e00f2deadcc4dccd/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fd2kwcz501vadsp.cloudfront.net%2Fp%2Fnews%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F06%2Fshutterstock_143026309.jpg)