シロクマさんの著書「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」を一通り読んだけれど今度は三島由紀夫のことを思い出してきた。 三島由紀夫は日本はからっぽの国だと言ったがそれはシロクマさんの著書にも通じるところがある。以前、このブログでも日本人の無謬性について書いたけれど plagmaticjam.hatenablog.com いわゆる清潔も無臭という意味において「無的」な価値基準であり喫煙をし無いということもそうでパワハラなどで人に干渉し無いことも無に向かう価値基準であると言える。 フェミニズムも男女の格差を無くすという理念でありリベラルも貧困を無くすという意味において同種の性質を持っている。リベラルは本来、進歩主義という側面も持っていたがそれがいつのまにかたち消えてしまったのも進歩は「無」という価値基準と相性が悪いからかもしれない。 ありとあらゆる有事を無くすことにより世界を