豪クイーンズランド州沖のグレートバリアリーフ内にあるウィットサンデー諸島(2014年11月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/SARAH LAI 【2月9日 AFP】オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)は、豪当局が港湾工事で発生する土砂の投棄計画を完全に禁止しなければ「深刻な被害」を受けると警告する報告書が9日、発表された。 問題となっている計画は、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されているグレートバリアリーフ海洋公園(Great Barrier Reef Marine Park)の海域に、石炭積み出し港の拡張工事で発生するしゅんせつ土砂を投棄するというもの。 豪政府は1月、海洋公園内への投棄については禁止命令を出したが、海洋公園周辺の島々や港、湖、河川などは投棄