歌手北島三郎が所有するキタサンブラックが、２５日行われた菊花賞を制した。 「勝ったら『まつり』を歌う」と公約していた北島は、レース後のお立ち台でＧ１初制覇の喜びを爆発させ「まつりだ、まつりだ、まつりだ、キタサンまつり～」「これが競馬のまつりだよ～」と熱唱した。 ５番人気だったキタサンブラックは、直線で伸び、インコースで競り勝った。春のクラシック２戦でかなわなかったＧ１制覇に、北島は「みなさん、ありがとうございました！」「泣きました。涙がでました」と感激の様子。愛馬について「顔を見ると２枚目でおれと似ている」とたたえた。「公約したんでね、歌うよ！」と叫ぶと観客から大きな拍手を集め、サビの部分を替え歌にして歌った。

◇ア・リーグ優勝決定シリーズ第６戦　ブルージェイズ３―４ロイヤルズ（２０１５年１０月２３日　カンザスシティー） 【写真】リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、シャンパンファイトで喜ぶブルージェイズ・川崎 　一度は試合の流れをつかみかけた。８回、ブルージェイズの主砲バティスタがこの日、２発目となる同点２ラン。だが、直後の守りで無死一塁からの右翼線安打での二塁送球の隙を突かれ決勝点を許した。 「あれは僕が悪かった」とうなだれたバティスタ。ゲームセットの瞬間、川崎もしばらくベンチで立ち尽くした。「悔しい。もう１試合やり直したいよ」。出場登録外だったが全試合に同行し、メジャー４年目で初めて経験したポストシーズン。「みんなのおかげで連れてきてもらえた」と感謝。来季については「時は来た。もう僕の中では決まっている」とし「まず日本に帰って墓参りに行かないと」とムネリン節で締めくくった。（石井孝尚通信員）