真の所有者指摘も無視=偽造書類見抜けず-発覚後に社内対立・積水ハウス 2018年10月16日16時59分 積水ハウスが被害に遭った地面師事件に使われたとみられる偽造されたパスポート(関係者提供、画像の一部を処理しています) 積水ハウスがだまされた地面師事件では、同社のずさんな対応が目立った。仮登記後に本物の所有者から再三、「提出された書類は全て偽造」などと指摘があったのに無視していた。 「地面師」ら8人逮捕=偽造書類で土地登記の疑い-積水ハウス55億円被害・警視庁 同社東京マンション事業部が問題の土地の売却情報を入手したのは昨年3月。4月に契約を締結し、手付金約14億円を支払い、仮登記を行った。 5月、これを知った本物の所有者が「登記済証は自分が持っており、提出された書類は全て偽造」などとする内容証明を複数回、積水ハウスに送っていた。 本来は調査すべきところ、同社は「取引妨害の嫌がらせ」と