大正時代に製造された近鉄奈良線の初代木造車両と北海道新幹線の最新車両が1日、それぞれ公開された。 奈良県香芝市の五位堂検修車庫では、漆塗りの豪華な車体で人気を博した大正2(1913)年に製造の木造車両「デボ1形」の車内が市民に特別公開された。 全長約15メートルの車体は底光りする赤茶色で、運転席には角が丸い窓を設置。車内のロングシートは淡いグリーンで内外装に技巧が凝らされている。奈良線開業100周年の記念行事で、今回は1日限定200人で2日まで内部を公開する。 一方、JR北海道は平成28年春に開業予定の北海道新幹線で使用するH5系車両(10両編成)を、建設中の函館総合車両基地(北海道七飯町)で報道関係者に公開した。編成された車両の公開は初めて。JR北海道は車両基地に搬送したH5系車両に台車を取り付け、10両を連結させた。
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