鳩山由紀夫首相は31日朝、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題をめぐり社民党が連立離脱を決めたことについて、「安全保障に関する基本的な考え方が合わず大変残念だ。信念を持って乗り切っていくしかない」と述べた。首相公邸前で記者団に答えた。 その上で、首相は「国民のためにしっかりした政治を取り戻していくことで頑張る」とも語り、続投する意向を強調した。
連立政権を構成する与党の党首が、政府方針を否定し、反対論を加速させようとしている。 社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先を名護市辺野古とする政府方針に公然と反対していることだ。 福島氏は25日、沖縄を訪問し、仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事に「沖縄にこれ以上、基地を増やしてはならない。一緒に頑張ろう」と共闘を呼びかけた。これらは閣内不一致である。国家の基本である安全保障政策で政府がまとまっていないことがあってはならない。 政府方針に反対する以上、社民党は政権を離脱するのが筋だ。 問題をより複雑にしているのは鳩山由紀夫首相だ。首相は「閣僚として行くのはいかがかと思うが、社民党党首の立場で行くのはやむを得ない」などと曖昧(あいまい)な姿勢をとり、福島氏の沖縄入りを止めなかった。 辺野古移設案を決断したとはいえ、県外移設に期待
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