Share the post "今見えなかった??タオル一枚でハイレベルな「裸踊り」をする男二人に会場騒然"
グレアム・グリーン『国境の向こう側』(ハヤカワepi文庫)を読む。日本オリジナルの短篇集。比較的初期の作品を収めたためかあまりおもしろくない。詩人のT. S. エリオットが探偵小説の可能性について繰り返し論じていた影響で書かれた推理小説っぽい短篇も、さほど成功しているとは思えないし、スパイ小説のパロディみたいなのもあまり評価できない。最後のローマ教皇を描いた未来小説みたいなのはそこそこ面白かった。まあ、グリーンだから一定の水準は確保しているが。 「森で見つけたもの」はSF小説仕立てになっている。10歳未満の小さな子どもたちが登場人物だ。海沿いの小さな村に住む子どもたち4人が黒いちごを摘みに、ふだん行ってはいけないと言われている自分たちの村の境界の外へ行って、巨大な廃船らしきものを見つける。そこに巨人の骸骨が残っていた。骸骨は6フィート近く(180cm)あって、村で一番高い男より30cmは高
水族館劇場は、1987年に創設された野外劇の役者徒党である。彼らは劇場を自前で建てる。建てさせてくれる場所も自分たちで探す。昨年からは、東京世田谷区の太子堂八幡神社の境内がかりそめの根城だ。 今年の演目は、「Ninfa 嘆きの天使」(5月16日〜6月3日、公演終了)。境内には、階段状のしっかりした座席を備えたキャパ約120人の堂々たる劇場が組み上げられた。回り舞台が上手・下手に2つ。劇場のいたるところに30トンもの本水が仕込まれている。クライマックスでは大量の水が吹き上がり、轟々と落ちる。水とライトを浴びた役者が負けじと叫ぶ、そのシーンはまさにスペクタクル、壮大な見世物だ。 時代背景は明示されないが、確認できただけでも、古代、中世の日本、革命前夜のロシア、1960年代の網走、津軽、東京、そして現在の東京のどこか。物語は時空を超えてさすらう。もちろん観客も道連れである。貧しい生まれで両親に捨
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