今日のロイターに、高橋是清が実は財政規模圧縮を狙っていた、という主旨のコラムが載っています。 高橋是清が財政再建派だったなんてことは聞いたこともなかったので早速読んでみました。 コラム: 高橋是清なき2012年の日本、だれが債務膨張を止めるのか 田巻 一彦 [東京 15日 ロイター] 第二次世界大戦で日本が敗北してから67年目の夏を迎えた。8月15日は「終戦記念日」となっているが、日本が敗戦という結末へと大きくカーブしたのは、1936年2月26日の二二六事件で高橋是清蔵相(当時)が暗殺された時だろう。 軍部による巨額軍事費の要求圧力を止める人物がいなくなったとき、戦争への扉が開かれた。今の日本では、軍部は存在しなくなったのに、債務残高の膨張に歯止めがかからない。高橋是清のように体を張って歳出増大を食い止める人物や機関が存在しなくなったからではないか。亡国への道をストップさせるのは、最終的に