デルが発表したアルミ削りだしボディを持つノートPC「Adamo」。アップル、ソニー、ヒューレット・パッカードなどに続き、デルがこうした品質感を重視した製品を出し始めたことで、PC業界は1つのターニングポイントを迎えたと言えるかもしれない。 今は新たな選択肢として「スタイリッシュな品質感重視のコンシューマPC」というカテゴリが、ぼんやりと浮かび上がってきたに過ぎない状況だ。消費者がどこまで品質感を求めているのか。どこまでコストをかけることが許容されるのかなど、今は市場トライアルという側面もあるだろう。しかし、市場でのトライアルが一巡すれば、大手PCベンダーの製品にはMacBook、MacBook Pro、一連のモバイル系VAIO、HP Elitebook、それにAdamoなどに代表されるスタイリッシュなノートPCが増えてくると予想する。 ●“顧客満足度”を高めるアプローチの変化 コンシューマ