サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本がオランダに敗戦した試合後、前日本代表監督のイビチャ・オシム氏が、オーストリア・グラーツから衛星回線で報道各社の取材に応じ、高い攻撃力のオランダを1失点に抑えた守備陣を「規律を守り、よくやった」と評価した。 オシム氏はカメルーン戦後に続き、約20分間報道各社の質問に答えた。無得点に終わった攻撃陣については「サッカーは得点しないと勝てないスポーツ。物足りない」と強調。「日本に欠けているのは殺し屋の本能。好機を絶対にものにしないといけない」と持ち前のオシム節を繰り出した。 途中出場の中村俊については「先発できない理由を考えるべき」と厳しい言葉をかけ、遠藤とともに「2人がモダンなサッカーができれば日本にとって収穫」と話した。 ただ「今日の試合ができればブラジルでもスペインでも互角に戦える」と選手に自信を持つよう求め、残るデンマーク戦に向けては