私が愛用しているヘッドホンの内の一つ。それは、SONYのMDR-CD900ST。2005年10月に購入したので、もうすぐで5年の付き合いになる。着飾らない無垢な音というのが、今でも変わらない印象だ。これは、レコーディングスタジオで使われているというプロユース仕様。着飾らない無垢な音というのは、言い換えれば、録音された音そのものが、味付けされることなくストレートに聞こえる、そんな感じの音だ。音の広がり、音場感を強調するような響きは少なく、高音域から低音域のレンジもそれほど広い印象はない。しかし、さすがスタジオモニター仕様、音のチェックに向いていて、一音一音の解像感が高く、僅かなノイズや歪み、澱みも聞こえてしまう。 又、そのストレートな性質から、ミキシングの意図をうかがい知ることが出来るように思う。私自身、お気に入りの録音の曲には聴き惚れてしまい、気に入らない録音の曲は自然と聴かなくなってしま