国立科学博物館(東京都台東区)が、資金不足で500万点以上にのぼる標本の維持が難しいなどとして開始したクラウドファンディング(CF)が5日午後11時に終了した。目標額として設定した1億円を大幅に上回る9億1千万円以上が、延べ約5万6500人の支援者から集まった。同館は集まった資金を他の科学系博物館の支援などにも使う。篠田謙一館長が6日、記者会見を行う。 銀行振り込みによる支援もあるため、最終的な金額は13日までに確定する見通し。CFサイト「READYFOR」によると、支援額、支援者数ともに国内で行われたCFでは過去最多となった。 CFは、コロナ禍での入館者急減やウクライナ戦争による物価高騰などで資金繰りが厳しく、国からの支出増額も見込めないとして、8月7日にREADYFORで開始。直後に支援が殺到してサイトが一時つながりにくい状態となるなど大きな反響を呼び、開始から約9時間後には目標額を達
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