イベントの告知。 平山さんが『明治 大正 昭和 不良少女伝』で取り上げている、明治大正昭和の不良少女は、オフィスガールであり、モダンガールであり、良家の子女であったりする。僕が書いたケータイ小説論で取り上げた“再ヤンキー化”のヤンキー少女たちとはまったく相容れません。 平山さんの興味は、明治・大正・昭和初期の不良少女。僕の興味は山口百恵以降の不良少女や『花のあすか組』『スケバン刑事』などの少女漫画、といった具合に乖離があります。 そこをつなぐ僕らの共通する興味の対象にパリス・ヒルトンやニコール・リッチーといったセレブがいます。 「セレブとは何か」というのは、現代を知るための重要なテーマです。 マルクスは、資本家を労働者の汗と力の結晶である労働から搾取する存在としましが、ローレンス・フリードマンは、現代のセレブはそれとは裏腹に、貧困層・労働者たちが喜んで自らの財を貢いでしまう存在である。とい