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  • 河北新報ニュース わがこと防災減災(2) 迫る海、まさか屋上まで

    ≪石巻市雄勝病院職員ら、なすすべなし≫  東日大震災の津波被害を受けた東北の海岸線は400キロに及ぶ。そこで起こったことが詳しく報じられていない被災現場もまだある。なぜ犠牲者が出たのか。どうすれば助かったのか。「わがこと」として自分や家族に重ね、身を守るすべを意識するところから、備えは始まる。証言を集め、教訓を探るため、岩手、宮城、福島の4カ所の被災現場に入った。 (「いのちと地域を守る」取材班) =第1部は4回続き  「津波はここまでは来ない」。震災ではそんな想定が足かせとなり、各地で多くの命が失われた。海を臨む宮城県の石巻市雄勝病院もその一つだった。  堤防をのっそり乗り越え、津波は来た。  事務職員の遠藤祥克さん(47)は、やや高い場所にある市雄勝総合支所に看護師の車を移し、歩いて病院に戻る途中だった。大人の背丈以上の防潮堤から水があふれている。館に駆け込んだ。  1、2階に誰も

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