「このスマートフォンがなければ私の頭は粉々になっていた」──。仏パリで11月13日(現地時間)に起きた同時多発テロで、爆発が起きたパリ北部近郊の国立競技場スタッド・ド・フランスの近くにいた男性がこう語った。英Guardianが映像付きで報じた。 フランス対ドイツ代表の親善試合が行われていたスタッド・ド・フランスの内外では複数回爆発が起きた。男性は爆発の瞬間、競技場の外を歩いており、端末を耳に当てたタイミングで爆発が起きたという。Guardianが掲載する動画を見ると、端末の背面からディスプレイにかけて榴散弾が当たった跡があるが、ディスプレイで食い止められたことが分かる。男性は足と腹部にも榴散弾を受けており、カメラに向かって血がにじむ腹部も見せた。 スマートフォンは韓国Samsung Electronics製の「Galaxy S6 edge」だ。ボディはアルミにGorilla Glass 4