オープンソースの人気と仮想化の普及があいまって、オープンなサーバー仮想化技術「Xen」と「KVM」の人気も高まっている。ハイパーバイザーや基本的な管理機能を無償で導入できる点が魅力であり、クラウドコンピューティング環境で採用されることが多い。高機能でサポートが受けられる商用版もあるので、規模の拡大に合わせて商用版にステップアップすることもできる。 オープンソースのXenをベースに、「Citrix XenServer」「Oracle VM Server」などの商用版がある。Linuxカーネルと一体化した仮想化技術であるKVMも、Red Hat Enterprise LinuxやUbuntu、Fedoraなど様々なLinuxディストリビューション(カーネル2.6.20以降)に同梱されている。