富士通研究所や米スイッチベンダーのExtreme Networksは、仮想化されたシステムの使用効率を高める上でボトルネックとなっているスイッチング処理の改善技術をInterop Tokyo 2010で披露した。仮想スイッチの機能を物理スイッチが代行するものとなる。 データセンターでは、仮想化技術によって複数の物理マシンを1台のマシンに集約し、物理マシンの内部で複数の仮想マシンが動作するようになった。これにより、ハードウェアの数が減り、保守やメンテナンスを含めたコストを削減できる。マシン1台当たりの使用率も高まる。 異なるマシン間で通信を行うにはスイッチング処理が不可欠となるが、仮想化環境では物理マシンの内部にソフトウェアによる「仮想スイッチ」機能を持たせて処理を行っている。ユーザーには1台の物理マシン上でなるべく多くの仮想マシンを動作させて使用効率を高めたいという要望がある。だが仮想マシ
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