――IT部門がインフラとミドルウェアを組み合わせる自由度は「権利からコストに変わった」との考えの下、ミドルウェア以下のレイヤーを専門機能に特化したアプライアンスとして提供することで、ユーザー企業がよりビジネスに近い領域に注力できる環境を整えていくというIBMとしての方針を第1回のインタビューでは伺いました。その端的な例が、先日発表された「Workload Deployer」だと思います。まずは、その概要についてご説明下さい。 製品名からお気付きになる方もいらっしゃるかもしれませんが、先日発表したIBM Workload Deployerには、末尾に「V3.0」というバージョン番号が付いています。実は同製品は、2009年から「IBM WebSphere CloudBurst Appliance」という名称で提供されてきましたが、今回のバージョン3.0からは「IBM Workload Depl