世界的にも問題となっている若者の自殺を少しでも食い止めようと、世界保健機関(WHO)は昨年秋、映画やテレビ番組の制作者向けに初めて、「自殺予防の指針」を策定し、その日本語版が1月20日に公開された。指針には「自殺の描写を避ける」など12項目が盛り込まれたが、映画界からは「『表現の自由』が阻害されるおそれがある」との声も上がっている。 <自殺予防相談窓口をお探しの場合、13Reasons Why.infoで情報を入手することができます> 動画配信サービス「ネットフリックス」が2017年に公開したドラマ「13の理由」。ドラマのトップページには、「コンテンツに関する警告」として、このような案内がなされ、ドラマの冒頭、出演者たちが「悩みがあったら相談を」と呼びかけている。「13の理由」は、10代の少女ハンナの自殺後、友人のもとにその理由を収めたカセットテープが届けられ、ハンナがどんな悩みや苦しみを