5月に映画公開されることもあって『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫版が今すごい勢いで売れているという。 上巻は発売13日目にすでに100万部を突破という異例のスピードだ。 ところで、『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫版が発売された時に気づかれた方も多いと思うが、単行本は上下巻の2冊なのに文庫本は上中下の3冊である。 『ダ・ヴィンチ・コード』に限らず最近こういった本を見かけるような気がする。なぜ同じ作品でも単行本と文庫本とでは冊数が違うのだろう。 さっそく出版社の方にお話をうかがってみた。 「昔は単行本が上下2巻だったものを文庫本で1冊に合本するということもありましたが、現在では一般的に文庫本は売上面や流通上のことを考えて単行本よりも冊数が増える傾向にあります。文庫本は薄い方が手にとりやすく読みやすいですし、軽い方が持ち運びしやすいので小さくした方が好まれるんです。あと、人気の作品の場合は上下2冊よ